amamiyatokororin

国葬を前にしてさまざまな言葉が語られていたが、安倍政権が残したもっとも大きなもの、それは「分断」だと私は思っている。
2021年3月、スリランカ女性のウィシュマさんが亡くなったことで大きく注目された入管問題。今年9月には、入管施設で14年に亡くなったカメルーン男性の死をめぐる裁判の判決が出た。
98年に自殺者が3万人を突破してから、もう24年。国は自殺対策に力を入れ、その数は3万人を下回ったが、それでも、今も1日あたり57人が自ら命を絶っている━━。
国葬反対より外国人生活保護反対━━。国葬が16億円超という報道を受け反対の声がさらに高まる中、そんなハッシュタグがTwitterでトレンド入りした。
故人の遺志を確かめようもない中、国葬がなされるということに疑問を抱く支持者もいるのではないか。私は国葬という言葉を聞いた時、亡くなってまで「利用」されるのかという違和感をまず持った。
「死刑になりたい」━━。秋葉原事件以降もその前も、自暴自棄と自殺願望の紙一重のような事件は起き続けている。
自民党と旧統一教会にもっとも共通するのは「家族が大事とか言いながらその家族をブチ壊してきた」ところ。それがこの国の政権与党だと思うと背筋がスッと寒くなる。ここから、何をどうしてどうやって立て直せるのだろう。
コロナ感染拡大への不安と恐怖。ロシアによるウクライナ侵攻から始まり、終わりが見えない戦争。選挙中に起きた、安倍元首相の銃撃事件…。こうして、いろんなことが脳のキャパを超えた気がする。
近年は、宗教二世がさまざまな形で告発を続けてきた。その告発などに触れるたびに、周りの大人たちはなぜ放っておいたのかと大きな疑問がわいてくる。
参院選が終わった。当初の予想通り、自民党が改選過半数を独占。全体を見ると散々な結果としか言いようがないが、これから何ができるか、今、ワクワクしながら考えているところだ。