「ノンアルコールの日本酒」をチェリオが発売⇒「思った以上に日本酒」と話題。味の秘密を担当者に聞いてみた

投稿者は京都市の嵐電山ノ内駅付近で発見したそう。関西・中部・沖縄のチェリオ自販機や全国の一部量販店で販売中です。

チェリオが3月に発売した「ノンアルコールの日本酒」がXで話題です。

投稿したのはだてさん(@anorak_town)。

「チェリオがわけわからん商品を出していて笑った」というコメントとともに、自動販売機で売られているチェリオの「のんあるこーる日本酒風味 Sparkling」の写真を公開しました。「対象年齢:20歳以上」と書かれています。

この投稿には8万以上の「いいね」がつき、「気になる」「普通に美味しそう」といった反響が寄せられています。

だてさんに話を聞いたところ、京都市の嵐電山ノ内駅付近で発見したそう。

味については「酒粕の香りが強く、思っていた以上に日本酒の風味が再現されている。また、炭酸が微量で、発泡した日本酒の風味に近いなと感じた」とのことでした。

ハフポスト日本版は、チェリオの担当者に話を聞きました。商品開発のきっかけをこう説明します。

「『伝統的酒造り』がユネスコ無形文化遺産に登録され、世界では日本酒が注目を集める中、国内では若者の日本酒離れが進んでおります。芳醇な日本酒の香りを知って頂くきっかけを作りたいと思い、商品化に着手しました。アルコールメーカーとは違った切り口で、お酒の再現性だけでなく“おいしく飲みやすい”に拘って開発しました」
味については「本来の“日本酒の味”に近づけるために、日本酒の成分を分析し、原料を厳選して使用しております。日本酒を製造する工程で生まれる酒粕をさらに発酵させたエキス末を配合し、日本酒の香りとコクを再現しました」とのこと。
また、自販機での販売に関して「リラックスしたい外出先でも『ノンアルコール飲料』を気軽に購入頂きたいという想いで、アルコールを全く含まないアルコール度数0.00%の日本酒テイスト飲料を開発し、チェリオ自動販売機での販売に踏み切りました」と明かしました。
SNSで話題になっていることに対しては「味づくりに非常に拘ったチェリオの自信作となります。開発経緯・製造コストからしてもご納得頂ける価格だと自負しております」とコメントしました。
「のんあるこーる日本酒風味 Sparkling」は、関西・中部・沖縄のチェリオ自販機、全国の一部量販店で販売中です。