フランス、パレスチナを6月にも国家承認の可能性。G7で初、マクロン「正しいとされる時が来る」

マクロン大統領は、6月にサウジアラビアと共同議長を務めるイスラエル・パレスチナ紛争に関する国連会議で最終決定することを目指すという。
フランスのマクロン大統領
フランスのマクロン大統領
MAGALI COHEN via Getty Images

フランスのマクロン大統領は9日、同国がパレスチナを6月にも国家として承認する可能性があると述べた。承認した場合、G7で初となる

マクロン大統領は、「私たちは(パレスチナ国家の)承認に向けて前進する必要がある。今後数カ月でそれを実現するつもりです。誰かを喜ばせるためにするわけではありません。ある時点で、それが正しいとされる時が来るからです」と、フランス5のインタビューに話した

6月にサウジアラビアと共同議長を務めるイスラエル・パレスチナ紛争に関するニューヨークでの国連会議で最終決定する方針という。

マクロン大統領は、中東の一部の国がイスラエルを国家として承認する可能性があるとも付け加えた。

パレスチナは世界の約150カ国から主権国家として承認されており、2024年5月にはアイルランド、ノルウェー、スペインも承認を表明。だがアメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、日本などは承認していない。

これに対し、イスラエルを承認していない国には、サウジアラビア、イラン、イラク、シリア、イエメンなどがある。

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