F1公式写真家、日本GPで日本人のマナーを大絶賛「こんなの今まで見たことない」。その光景とは?

海外写真家が感嘆した鈴鹿サーキットでの衝撃とは?

F1公式フォトグラファーのキム・イルマン氏が、鈴鹿サーキットで行われたF1日本グランプリで撮影した動画を自身のInstagramに投稿し、日本人ファンのマナーの良さに驚きの声をあげている。

イルマン氏が投稿した動画には、ファンゾーンのゲートが開かれる瞬間、誰一人走ることなく、係員の誘導に従い静かに歩く観客たちの姿が映っている。

ファンゾーンは、ドライバーたちがイベントで登場するエリアだ。興奮して駆け出すファンがいてもおかしくない状況だが、この光景を見てイルマン氏は「The Japanese fans at Suzuka are very well-mannered and orderly!(鈴鹿の日本のファンはとても礼儀正しくて秩序がある!)」とコメント。

普段、世界各国のサーキットでF1のファンと触れ合うイルマン氏にとって、この光景は特別だったようで、動画では「なぜみんな走らないんだ?信じられない。彼らはファンゾーンに行きたいはずなのに……」と驚きの声をあげた。日本のファンが見せた秩序ある振る舞いに、感銘を受けたようだ。

投稿の最後には「日本のこうした文化が大好きだ。本当に素晴らしい国だ」とのコメントで動画を締め括った。

この投稿に対し、「日本が世界から愛される理由」「なぜこうも文化が違うのか...」「他国GPではありえない」といった海外からのコメントが寄せられた。

角田裕毅選手昇格も話題に、フェルスタッペンは貫禄の4連覇

今回の日本GPでは、ファンの振る舞いだけでなく、レース内容も熱かった。

注目を集めたのは、日本人ドライバー角田裕毅選手の“レッドブル昇格”。昇格後初レースが、母国開催とのことで大きな話題を呼んだ。

レース結果は、角田選手の僚友、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がマクラーレンの猛追を振り切り、ポール・トゥ・ウィンで貫禄の優勝。日本GPは4年連続の制覇となり、レッドブル今季初勝利を飾った。

2位・3位には、前戦の中国GPでワン・ツーフィニッシュだったマクラーレン勢のランド・ノリス、オスカー・ピアストリが続き、ダブル表彰台を達成した。

角田選手は、14番グリットからスタートし、2つ順位を上げ12位でフィニッシュ。鈴鹿サーキットの抜きにくい構造が影響し、母国GPでポイント獲得には届かなかった。

また、フェルスタッペンの優勝により、今年レッドブルへのエンジン供給を終えるホンダにとって、ホームコースでの有終の美となった。

F1次戦は、バーレーンGPで4月11日に幕を開ける。

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