
アメリカのトランプ大統領は4月3日、DOGE(政府効率化省)トップで、億万長者イーロン・マスク氏が政権を去る可能性があると述べた。
トランプ氏は「ある時点でイーロンは去らなければならなくなる。それは数カ月後かもしれない」と記者団に語った。
マスク氏はDOGEで、連邦政府の支出の大幅削減や政府職員の解雇などを行なってきた。
トランプ氏はマスク氏を別のポジションに任命するかを尋ねられ、「その可能性はある。イーロンは素晴らしい人物だと思っている。ただ、彼はいくつもの会社を経営しなければならない」と答えた。
この前日の2日に、ポリティコが「マスク氏が間もなくDOGEのトップの役割から退くと、トランプ氏が側近に語っている」と報じていた。
同メディアは大統領に近い関係者からの情報として、「トランプ氏自身はマスク氏の働きに満足しているものの、政権の中には予測不能で手に負えず政治的なリスクになっていると考える人もいる」と伝えている。
その一方で、マスク氏は政権を去った後も非公式なアドバイザーとしてトランプ氏の近くいる可能性が高いとしている。
マスク氏が、政権にとってリスクになりうる可能性を示唆したのが、1日に行われたウィスコンシン州最高裁判事選だ。
この選挙では、マスク氏が支援した候補がリベラル派のスーザン・クロフォード氏に敗れた。
マスク氏は有権者に100万ドルを贈与するなど、選挙戦に2000万ドル以上を費やし、集会ではチーズの形をした帽子をかぶって応援演説をした。それでも、トランプ氏とマスク氏が支援した候補は勝利できなかった。
クロフォード氏が勝利したことで、共和党に有利な形で作られた同州の選挙区割りが裁判所によって無効とされる可能性がある。
トランプ政権で存在感を見せてきたマスク氏の支持率は落ち込んでいる。NBCの3月の世論調査によると、マスク氏を好意的だと答えた人は39%、否定的は51%だった。
ハフポストUS版の記事を翻訳しました。