マスク氏の「お金ばらまき」にも負けず。勝ったリベラル派判事が名指しで勝利宣言(ウィスコンシン州最高裁判事選挙)

イーロン・マスク氏は多額の資金を投じて、共和党の対立候補を支援していました。
ウィスコンシン州グリーンベイで行われたタウンホールミーティングで100万ドルの小切手を手渡すイーロン・マスク氏(2025年3月30日)
ウィスコンシン州グリーンベイで行われたタウンホールミーティングで100万ドルの小切手を手渡すイーロン・マスク氏(2025年3月30日)
ROBIN LEGRAND via Getty Images

アメリカ・ウィスコンシン州で4月1日に行われた州最高裁判事の選挙で、リベラル派のスーザン・クロフォード判事が勝利した。

この選挙では、トランプ大統領と世界一の富豪であるイーロン・マスク氏が、共和党の元州司法長官ブラッド・シメル氏を支持していた。

マスク氏は、選挙をトランプ大統領の政策を進める手段の一つだと捉え、有権者に100万ドルを贈与するなど、自身と関連団体であわせて約2100万ドルを投じていた。

また、「この選挙はアメリカと西洋の文明の未来を決める可能性がある」とも述べていた

一方、人工妊娠中絶を擁護するデーン郡判事のクロフォード氏を、オバマ元大統領や億万長者のジョージ・ソロス氏らが支持していた。

億万長者が介入したこの選挙は、テレビ広告に6700万ドル以上つぎ込まれるなど全体の支出は約1億ドルに達し、全米で最も高額な州最高裁判事選となった。

クロフォード氏は1日、支援者に向けた演説で「チッペワフォールズで育った小さな女の子が、世界で最も裕福な男性に立ち向かうことになるなんて考えもしませんでした」とマスク氏の名前に触れ、「ウィスコンシン州の正義のために闘い、私たちは勝ちました!」と勝利宣言をした。

クロフォード氏の勝利により、ウィスコンシン州最高裁判所はリベラル派が4対3の多数派を占めるとになった。

一方、トランプ氏やマスク氏にとっては、大統領選の激戦州での手痛い敗北となった。

ハフポストUS版記事を翻訳・編集・加筆しました。

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